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パタハラ対策完全ガイド:企業事例とドラマ解説

sasamo
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さらばパタハラ企業!パタハラ辞典【事例原因ドラマの内容3つ】

子供は欲しいです。

でも仕事やらなきゃ子供を育てられないし、誰が子供の世話をするの?パタハラの事例とパタハラの原因を探ってます。

パタハラのドラマもあります。

記事のポイント
  1. パタハラどんな嫌がらせか?
  2. パタハラ疑惑の企業〖事例〗
  3. パタハラ 相談
  4. パタハラ 原因
  5. パタハラ 就業規則
  6. パタハラのTVドラマ
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さらばパタハラ企業!パタハラ辞典

パタハラは、パタニティ・ハラスメントの略です。

パタニティ・ハラスメントは育児休業を取る男性の社員に対してのハラスメント(嫌がらせ)を指します。

パタニティっていうのは、英語ではPaternityと書いて、日本語では父親の訳です。

よく知られているマタニティは、maternityと書いて、母のことを指すんだけど、妊婦のさんことを指すことが多いです。

パタハラどんな嫌がらせか?

パタニティ・ハラスメントはどんな嫌がらせか?例えば次のことです。

  • 育児休業後に役職を降格させられる
  • 職場復帰後に部署よりも能力外の部署に配置転換
  • ありえない転勤・出向させられる

ありがちな人事ですよね・・・こんな嫌がらせされたら何のための育児休業制度なんだ!って思うよ。単なる報復人事じゃん!

「育児休業をとったら役職降格で給料が減らすぞ育児休業を取るんじゃねーぞって言っていると同じことだね。

パタハラ疑惑の企業【事例】

ニュースになっている3つの例を紹介。

  • カネカ
  • アシックス
  • 三菱UFJモルガンスタンレー証券

◆カネカ

化学メーカーのカネカに勤めていた社員の妻のツイートが世間を揺るがせました。ツイートがこれです。

改めて決意
夫日系一部上場企業で育休とったら明けて2日で関西に転勤内示、私の復職まで2週間、2歳と0歳は4月に転園入園できたばかり、新居に引越して10日後のこと。
いろいろかけ合い、有給も取らせてもらえず、結局昨日で退職、夫は今日から専業主夫になりました。

私産後4か月で家族4人を支えます

— パピ_育休5月復帰 (@papico2016) 2019年6月1日

引用:http://agora-web.jp/

500万回以上見られて40,000の「いいね」がついた。

このツイートが影響してか、カネカの株価が今年の最安値にもなりました。

パタハラ疑惑の内容は、育児休業開けの翌日に、東京から関西へ転勤を指示されたことが発端でした。

大企業なので転勤はよくあることなんでしょうが、育児休業開けのタイミングが悪かったンでしょうね。

そしてカネカのパタハラ疑惑は疑惑で終わっているんです。

それはパタハラにあったと言っている人がしかるべき所に訴えていないからです。

▼カネカ本社はここ

◆アシックス

アシックスは日本を代表するスポーツメーカー。

その世界的企業はパタハラ疑惑で訴えられています。

内容は、育児休業開けの社員が育児休業前の職場から違う職場へ異動を命じられています。そのアシックス社員は次のように語っています。

「倉庫の業務から本社に戻ってきたとき、人事部長に『今日はおごるよ。復帰祝いだ』と言われました。このとき、やはり倉庫での仕事は懲罰的なものだったのだと感じました」

引用:https://news.livedoor.com/article/detail/16750478/

人事部長がこんな態度だったてことは、パタハラ疑惑を認めたこととおなじですね。

育児休業制度って就業規則に書いてあるのに、懲罰異動があるのは育児休業制度の本質からずれている感じがします。

▼アシックス本社はここ

◆三菱UFJモルガンスタンレー証券

三菱UFJモルガンスタンレー証券のパタハラ疑惑も、次の引用の通りに訴えられています。

長男誕生に伴う育児休業の取得を拒否され、取得後も休職命令を受けたとして、精神的苦痛などへの慰謝料200万円に加え未払いの賞与や賃金など合計約3900万円を同社に請求し、17年12月に東京地裁に提訴

引用:https://news.yahoo.co.jp/byline/osakabesayaka/20171103-00077698/

三菱UFJモルガンスタンレー証券のパタハラ疑惑の場合は、育児休業制度を利用した男性社員が育児休暇中なのに、「彼は退職する」と社内に話されていて、仕事を取り上げられていた、つまり干されていました。

その後男性社員はうつ病になってしまい、会社からは仕事と給料は2分の1にすると条件を出された。

そこまでされたら普通はそんな会社を辞めて他の会社に再就職を考えるのだけど、この男性社員は、その会社と仕事が好きだったんでしょうね。

▼三菱UFJモルガンスタンレー証券本社はここ

この3つのこと以外にも多くのパタハラ疑惑が日本にはあると思うよ。

日本は急いで、企業が古い体質のまま育児休業制度を設けてしまったんだと思う。

そもそも、少子高齢化対策の一環で始まった育児休業制度なんでしょ?

少子高齢化に協力して子供を産んだのに、産んでから社会が育児に協力してくれないなんて、矛盾しているよ。

少子高齢化対策なんてしなくてもいいんじゃない?とは言い過ぎか?

企業サイドは、多分だけどこう思ってるんじゃない?

「子供ができたからって、すぐに社員の権利を振りかざして当然だろうって思って休みやがって、残された俺たちにしわ寄せがくるじゃん!」

結局自分たちのことしか考えいないんだから。

でも育児休業する人の中には、夫婦揃って育児休業を取っている人や専業主婦なのに旦那が育児休業とってる人もいるみたいだね。これは良くないよね。

パタハラ 相談

さらばパタハラ企業!パタハラ辞典【事例原因ドラマの内容3つ】

もし「これパタハラ?」って思ったら1人で悩まずに第三者に相談しましょう。

勤め先に相談してもいいんでしょうけど、対外的に問題がありそうと感じたら社外の相談窓口があります。

▼各地の労働局に相談するといいです。

>>>都道府県労働局(労働基準監督署、公共職業安定所)所在地一覧

▼パタハラ対策の実態を調査してくれてる団体もあります

>>>パタハラ対策プロジェクト・パタプロ

パタハラ 原因

パタハラの原因は「イクメン」っていう言葉があるからだと思うよ。

「イクメン」って育児をするメンズの略だよね。

「イクジョ」はどうして言わないのかは、女性が育児をすることが根底にあるからだよ。

パタハラが起こる原因は企業の上司が50歳代以上の世代だってこと。

その世代の親は戦中戦後を生きてきて、男子厨房に入らずとか、男尊女卑とか少々今の時代にマッチしない教育を受けている。

そんな親に育てられた50歳以上の上司たちの意識としては、「男が育児するなんて男らしくない!」って教育を受けてきているのが原因でしょう。

仕組み上の原因もあると思う。

上の表沙汰になった報復人事の裏にあるのは、企業の仕組みが育児休業制度に追いついていないからじゃない?

育児休業で働いている人が一定期間休んでも業務が滞らない仕組みが無いんだよ。

それともう一つ

育児に積極的に立ち向かっている男性社員に対しての嫌がらせ。

嫌がらせする方の気持ちは、「育児休業とって遊んでるんじゃない?」って思ってんでしょうね。

育児休業をとって男性社員が保育園にお迎えに行くのはなんか変?って考えているんでしょうね。

日本らしいと言ってはダメなんだろうけど、古い考えの上司がいる企業にはよくある話ですよね。

育児は女性がして、男性は育児よりも仕事を1番にすべきという考えの上司が企業には沢山残っていると言うことだよね。

パタハラ 就業規則

行政もパタハラについては対策をしています。

平成29年1月に育児・介護休業法および男女雇用機会均等法が改正されて、マタニティー・ハラスメントおよびパタニティー・ハラスメントに対する防止措置が会社に義務付けられています。

実際に会社が行うことは、

  • 社内にパタハラを行ってはダメだってことを伝えること、就業規則に記載して社内で教育すること
  • 相談できる窓口をつくって働いている人に対応出来る体制を作ること
  • パタハラが起こらないような社内体制を作ること、つまり育児休業を誰がとっても社内的に業務配分を行っていること

育児・介護休業法および男女雇用機会均等法の改正は、女性が育児すると言う古い考えの日本が変わっていけばいいなと思うね。

パタハラのTVドラマ

パタハラが題材になったTVドラマもあった。

ハラスメントゲーム サブタイトルが

「ハラスメントに染まった世界をどう生きるか?」←面白い!

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パタハラ:最後に

日本の男性の育休取得率は、2018年度に6.16%だった。

一方、労働政策研究・研修機構の資料によると、

  • ノルウェーでは90%
  • スウェーデンでは88.3%
  • ドイツでも27.8%

育休の取得率が高いのは、育休を強制的に取得する制度などがあるからみたいだけど、日本も早くヨーロッパ各国に追いつかないといけないよね。

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