誰かの役に立つ献血の条件【年齢 体重 間隔】は?
街を歩いていると、看板を携えた方が「献血にご協力下さい」って言っているのを見たことがかりますよね。
ボクは献血に行くことが好きで、1995年に始めてから78回以上献血に行っています。目標は100回以上です。
そんな献血マニアのボクが、献血するための年齢・体重・間隔が知りたいって疑問に答えます。
誰かの役に立つ献血の条件【年齢 体重 間隔】は?
先ず献血の条件ですが、献血の種類(全血献血、成分献血)によって分けられています。
<年齢>
成分献血 | 全血献血 | |
年齢 | 18歳〜69歳(血漿:男女) 18歳〜69歳(血小板:男性) 18歳〜54歳(血小板:女性) | 16歳〜69歳(200ml) 17歳〜69歳(400ml男性) 18歳〜69歳(400ml女性) |
<体重>
成分献血 | 全血献血 | |
体重 | 男性:45kg以上 女性:40kg以上 | 男女:50kg以上 |
<間隔>
献血は思い立った出来るものではありません。
次の表の通りなので注意が必要です。
🔵全血献血の次
200mlをした後 | 400mlをした後 | |
200ml | 4週間後(男女) | 12週間後(男性) 16週間後(女性) |
400ml | ||
血漿 | 8週間後(男女) | |
血小板 |
🔵成分献血の次
血漿をした後 | 血小板をした後 | |
200ml | 2週間後(男女) | |
400ml | ||
血漿 | ||
血小板 |
全血献血の次に献血は4週間から16週間も間を開ける必要があるんですね。復活するまで時間がかかるって事ですね。どうりで全血献血の後は軽い疲労感を感じますね。
反面、成分献血の次は2週間で献血が出来ます。成分献血の方が復活するまでが短いですね。
献血体験
成分献血に行ってきました。僕は78回目の献血です。
78回とカウントされていますが、数年前までは、全血献血が1回で成分献血は2回とカウントされていた時がありました。
実際は78回も献血は行っていません。多分50回くらいだと思います。
問診
さて献血ですが、献血ルームに入ると受付に献血カードを提出します。
これが献血カードです。以前は紙製でしたが今では磁気カードです。
この献血カードには献血した履歴と次に献血可能な日程が印刷されています。
献血カードを忘れてもスタッフに申告すれば、献血できます。
提出後、しばらく椅子に座って待っていると、名前を呼ばれ、受付の端末に本人確認の指紋認証かパスワード入力を行います。
その後、準備ができ次第、アンケートをモニターの画面上で行います。
当日の、健康状態や過去の検診結果などを正直に液晶画面に入力します。
液晶画面入力の前に、指を揃えて両脇を上げて、揃えた指で肩に触れて30秒ホールドする姿勢を取ります。
この姿勢はシーフテストと言って
- 肩関節可動域障害テスト
- 手根管症候群誘発テスト
- 肘管症候群誘発テスト
以上の状態を1つの姿勢で調べられるテストです。
もしこの姿勢で手首、肘、肩に痛みやシビれ、じんじん感、だるさ、ツラいなどの症状があったら献血は避けた方がいいです。
シーフテストを受けながらスタッフの問診に口頭で返事をします。
肩に指先を置いた姿勢はどこか滑稽で、少し恥ずかしくなってしまいます。
慣れれば平気ですけど(笑)
シーフテストは30秒で終了です。どこも痛くなければタッチペンを使って問診に答えます。
問診は当日の健康状態や海外渡航歴、過去の病気など23項目あります。
▼問診の詳細はこちらです。これは紙製ですが実際はモニターに表示されてタッチペンで回答します。
ドクターの検診
問診が終了したら次は血圧測定とドクターの検診です。
血圧測定は座って、トンネル状の穴に手を入れて測定するタイプの機会で血圧測定を行います。
この写真に似ている血圧測定器です。
この機会で血圧測定はいつも20くらい高い血圧になるから、心臓がドキドキして血圧が上がってしまいますね。
ドクターの検診は個室に呼ばれて、今日の健康状況や顔色を確認してくれます。
▲診察室の入口です。
今日の体調は良いですか?
はい!とても元気です!
では、いつも通り献血をお願いします。
ありがとうございました
いつもこんな感じでドクター検診が終わります。
次は採血ルームに入って採血です。
採血検査では、
- 献血が出来るかどうか?
- 献血が出来るなら成分は血漿か血小板か?
を検査結果から判断されます。
採血はとても細い試験管?に少量の血液を採取して、機械で検査をしています。
検査結果は2〜3分の短い時間で分かるので、あっと言う間でチクッとするだけの痛さです。
献血本番
検査結果で献血内容が決まったら、いよいよ献血本番です。
献血の機械がセットされたベッドが用意されており靴を脱がずにベットに上がることを勧めてくれます。
その後は看護師さんのご指示に従って準備完了を待ちます。
看護師さんが腕の消毒して、針を刺して献血スタートです。
採血中は▼こんな風に針を刺している腕をタオルでカバーしてくれるので、寒くはありません。
成分献血中は、腕と機械をチューブで繋げられて、身動き出来ない状態で約1時間ベッドから離れられないので、当然トイレに行ったり飲み物を取りに行くことも、そして痒くなった背中を掻くことすら出来ません。
とっても不自由な状態です。
でもチューブが繋がっていない反対の腕は自由に動かすことが出来るので、ベッドに備え付けのタブレットでインターネットや映画を観ることが出来るんです!
タブレットがない時代は、採血ルームに入った時にビデオテープを選んで、ベッドに備え付けのTVで映画を観ていた古き良き時代でした。
ビデオテープは看護師さんがセットしてくれるので、看護師と会話するきっかけもありましたね。
採血ルームはスマホやタブレットの持ち込みが出来るので、僕はいつも自分のiPadで電子書籍を読んでいます。
献血中は、自分の腕から採血してチューブを通った血液を、ベッドの後ろにある機械が必要な成分を分離して、残った血液を体内に戻します。
ベッドに寝ている僕は、血液が出ているのか戻っているのか、全く感じず少し眠気があるだけで、普段と変わりないです。
眠気は献血が原因の眠気ではなくて、本を読んでいるための眠気です。
はぁ〜い、今血液を戻しています。お変わりないですか?
看護師さんは時々「はぁ〜い、今血液を戻しています。お変わりないですか?」と声を掛けてくれてくれます。
僕は、血液を抜かれているのか、戻していいるのかは全く意識できません。
看護師さんはベッドの近くに腰掛けていらっしゃるので、話しかければ会話が出来ると思いますが、僕は恥ずかしがり屋なので、めったに看護師さんとは会話はしないです。
約1時間経過ご看護師さんの「はぁ〜い、最後に血液を戻して終わりす。お疲れさまでした」のお言葉で献血が無事終了です。
はぁ〜い、最後に血液を戻して終わりす。お疲れさまでした
▼これは成分献血で採取した血小板です。想像していた量よりも多いなぁ〜って思いました。そして色も「赤くないんだ」とビックリしました。
ベッドの上にバッグが吊り下げられてこの中に血小板が溜まっています。
看護師さんが手に持って見せてくれました。
献血終了
ベッドを降りて採血ルームから受付に戻ります。
看護師さんから、カルテを受け取り受付に返却して無事終了です。
受付では献血者に美味しいお菓子と高級自販機の飲み物のプレゼントがあります。
献血後はしばらく水分を摂る事が必要なので無料の自販機から好きな飲み物を頂きます。
ついでにお茶菓子も無料なので頂きます。
▲献血終了後にご褒美コーヒ♥️
▲普通の自販機の飲み物は飲み放題♥️
▼ここの献血ルームは日本で一番高い場所にある献血ルームで、窓からの景色は壮観です。
まとめ
献血を行うための条件【年齢 体重 間隔】は次の通りです。
<年齢>
成分献血 | 全血献血 | |
年齢 | 18歳〜69歳(血漿:男女) 18歳〜69歳(血小板:男性) 18歳〜54歳(血小板:女性) | 16歳〜69歳(200ml) 17歳〜69歳(400ml男性) 18歳〜69歳(400ml女性) |
<体重>
成分献血 | 全血献血 | |
体重 | 男性:45kg以上 女性:40kg以上 | 男女:50kg以上 |
<間隔>
献血は思い立った出来るものではありません。
次の表の通りなので注意が必要です。
🔵全血献血の次
200mlをした後 | 400mlをした後 | |
200ml | 4週間後(男女) | 12週間後(男性) 16週間後(女性) |
400ml | ||
血漿 | 8週間後(男女) | |
血小板 |
🔵成分献血の次
血漿をした後 | 血小板をした後 | |
200ml | 2週間後(男女) | |
400ml | ||
血漿 | ||
血小板 |
成分献血は2週間毎に1回出来て、病気の方のお役に立てる事が出来ます。
献血した血液はほとんどが薬の一種である血液製剤の原料として使用されます。
緊急輸血用に使用するのではなくて薬の原料になっているのは想像とは違っていました。
古いドラマや映画の1シーンにあったような事は今では少ないのかもしれませんね。
何はともあれ、病気を治すために自分の血液が使われて役に立っていると思うと、この世界に役に立っている実感を持てていいです。
僕の献血を「今日手術で使用します」と看護師さんから教えて頂いた時は、役に立って良かったなぁと心から思いました。
追伸
サッカー選手のクリスチアーノノナウドさんも献血を推奨しています。
彼は献血するためにタトゥーを入れていないんですって!
外国のサッカー選手ってタトゥーの選手が多い中、クリスチアーノロナウドは入れてないのは意外でした!