ゴーン氏 | 金融商品取引法違反で逮捕で罰則はあるの?
びっくりしました。日産を立て直したカルロス・ゴーン氏が逮捕されるニュースが世界中に飛んでいます。
経営者が逮捕されるなんて意外ですよね。
なぜ逮捕されたのか?あなたの疑問を解決します。
金融商品取引法違反の罰則にも追求します。
ゴーン氏は金融商品取引法違反でなぜ逮捕
ゴーン氏、逮捕の理由
ゴーン氏は自分が日産からの報酬を、50億円も少なく税務署に申告していたと言うことです。
金融商品取引法では、上場企業などに年度ごとの経理状況の事業についての重要事項を書いた、有価証券報告書の提出を義務づけているのですが、その有価証券報告書に嘘を書いた事でゴーン氏は今回逮捕されました。
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ゴーン氏、なぜばれたのか?
日産自動車内部からのリークがあったのかも知れません。
誰が捜査に協力したのでしょうか?
2018年6月から施行された「日本版司法取引制度」によってゴーン氏の不正を告発したとの憶測も報道されていました。
「日本版司法取引制度」は捜査に協力する代わりに、罪を軽くすると言う取引制度です。
有価証券報告書を作成するのは日産自動車内部です。嘘の有価証券報告書を作成したとなると、本来であれば日産自動車自体も罪に問われる事になるでしょう。
しかし司法取引制度によって罪が軽くなれば、ゴーン氏を切って日産自動車自体を守る事が出来ます。経営が回復した日産自動車自体はゴーン氏が不要だったのかも知れませんね。
日産自動車の経営陣も「ゴーンさんの給料高くね?」っと噂になっていのかも知れません。
深読みすると、ゴーン氏はもっと給料をくれ!と要求して、会社は払ったんだけど、ゴーン氏が嘘の報告を指示した。日本人経営陣は罪を犯して次は会社自体が罪に問われると心配して、ゴーン氏を切る判断をしたのかも知れません。これからの報道で明らかになるでしょう。
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ゴーン氏 やりたい放題
ゴーン氏はゴーン氏の母親と姉のために、日産のオランダにある子会社にリオデジャネイロのマンションを購入させて、ゴーン氏は母親と姉を住まわしていたと報道があるようです。
まだあります、今度はヨットを買っていたとの報道もありました。
子会社の名義でヨットを購入させて、後日ゴーン氏の名義に変更させています。会社のお金をゴーン氏の私的に利用していたとの事です。
富裕層はどうしてヨットや車の移動する物にお金を使いたがるんでしょうね。
ゴーン氏、報酬はいくらだったか?
ゴーン氏は実際にはいくら給料だったのでしょうか?時々新聞に掲載されていたのを見たことがあるのですが、再確認してみます。
- 2016年 日産自動車 10億9800万円
- 2016年 ルノー社 9億4000万円
- 2017年 日産自動車 7億3000万円
- 2017年 ルノー社 9億5000万円
- 2017年 三菱自動車 2億2700万円
羨ましいですよねぇ〜。相続も大変でしょうね?いらないお節介でした。
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毎日満員電車に揺られて通勤しているのは、全部経営者のためだったことに気づきました。自分たちは20万〜30万円の給料なのに、経営者達は億単位ですね。
サラリーマンは収入額を正直に税務署に申告させられているのに、そのトップが嘘をついているかも知れないなんて!そんな疑いがかかった上司がいたなんて、日産自動車社員はどう感じているのでしょうか?
日産自動車の社員数は、142,925人です。ゴーン氏が誤魔化したとされる50億円を、社員全員に配ったら、約35,000円を支給できます。ちょっとしたお小遣いになりますね。
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金融商品取引法違反の罰則は?
金融商品取引法違反の罰則は以下の通りです。
- 10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、または併科
- 10年以下の懲役もしくは3,000万円以下の罰金、または併科
- 5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、または併科
ゴーン氏は有価証券報告書に嘘を書いた疑いですが、もし裁判で罪が確定されれば、10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、または併科に該当するかも知れません。
又、この金融商品取引法には法人を罰する規定もあるので、会社に対しては7億円以下の罰金も来ます。
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カルロス・ゴーン氏について
- 国籍:フランス レバノン ブラジル
- 年齢:64歳(1954年3月9日生)
- 職歴:ミシュラン社に18年間在籍しルノーに引き抜かれる
3カ国の多重国籍なんて出来るのですね。言葉も巧みに使い分けられているのでしょうね。勤勉でないと出来ないですね。やっぱりトップに立つ人は勤勉ですね。ワーカーと違う所です。
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カルロス・ゴーン氏の功績
ゴーン氏はミシュラン社での成績を評価されて、ルノー社にヘッドハンティングされてルノー社の業績再建を導いた。
その後、1999年に倒産しかけていた日本の日産自動車に最高執行責任者として就任して、日産自動車の再建に着手した。
「コストカッター」の異名で、2万人の大胆なリストラと、村山工場の閉鎖を実行して、短期間で日産自動車を再建させた。
ルノーと日産の業績を再建させて立派な功績があるんですね。
残念な事に、2018年11月には逮捕されたので、日産自動車と三菱自動車の会長職を解任されてしまいました。
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まとめ
ゴーン氏はなぜ逮捕されたのか?金融商品取引法違反の罰則をまとめます。
- ゴーン氏は日産自動車内部から司法取引制度によってリークされた可能性が高い報道がある。
- 金融商品取引法違反は10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金
- 企業には7億円以下の罰金が課せられるかも
「コストカッター」のゴーン氏は、自分の給料は「コスト」との認識は、なかったのでしょうね。
株主はよくゴーン氏の給料を認めたものです。